職人のこだわり―食材編―『卵』~しっとりふんわりとした和菓子の源は質の良い新鮮な卵~
清香室町の職人技が光るこだわりの製法や商品の誕生秘話、
和菓子づくりに込める熱い想いを紹介する“職人のこだわり”。
今回は、和菓子の生地づくりに欠かせない「卵」をご紹介します。

飼育環境からこだわった安心安全の卵。
「清香室町の和菓子づくりに欠かせない”卵”は、お隣富山県小矢部市にある養鶏場「仁光園」様のものを使用しています。
一般的な養鶏場では、コストと効率を優先し無窓の狭い多段ケージで鶏を飼育することが多いですが、仁光園様では、自然光が差し込み風が流れる開放式の鶏舎で、鶏たちがストレスなくのびのびと過ごせるよう配慮されています。
生産性よりも品質を重視し、多段ケージではなく二段式のケージを採用。一羽一羽の鶏の健康状態を飼育スタッフが丁寧に目で確認できる環境を整えていらっしゃるとか。
さらに、安心・安全を証明する国際基準「農場HACCP」の認証も取得されており、厳格な衛生管理のもと、安定した高品質の卵を届けてくださることに当店も厚い信頼を寄せています。
愛情と良質な環境から生まれた卵のおいしさ
仁光園様では、合成添加物を使用しない天然由来の飼料にもこだわっており、質の良い餌を食べた健康な鶏からはコクと自然の旨みが活きたおいしい卵が生まれます。
黄身と白身のバランスが非常によく、艶やかでハリがあるだけでなく卵特有の臭みやクセがないのも仁光園卵の特徴。
新鮮な卵によって生地はふっくらし、また、口当たりのよい滑らかさが生まれ優しく色づきます。
愛情と努力が詰まったこの卵があるからこそ、清香室町の自慢の和菓子を作ることができるのです。